JATSに基づくXMLの作成は学術雑誌を作成する上で必須となっています。しかし書誌情報こそXML化が進んできましたが、画面上での見やすさ、オープンデータとしての使い勝手の面でも必須な全文XMLについてはまだまだ世界の情勢に立ち後れているのが現状です。
原因の一つは、全文XML作成には専門の知識と特殊なソフトの使いこなしが必要なため、なかなか技術的に難しいことがあげられます。その状況を打開すべく、最近ではさまざまな全文XML 作成ツールが開発されてきています。ことに昨秋、J-STAGEからはWordのタグ付けから全文XMLを作成するツールがリリースされ、また民間からはInDesignから全文XMLを作成するツールも発表されています。こうしたツールはかならずしも印刷会社での使用を想定したものではありませんが、全文XML普及についての大きな前進であることは間違いありません。
今回のウェビナーでは、こうした全文XMLツールの使用例を踏まえつつ、現行のoXygen XMLツールなど専門的なツールを使ったXMLとの比較対象を行い、今後の全文XML作成についての方向性を考えたいと思います。
今回は、XMLツールの開発者ばかりではなく、使用者のみなさまから色々なご意見をいただいた上で、パネルディスカッションでそれぞれの方法について得失を議論したいと思っています。
本セミナーはまだコロナ禍も終息しませんので、今回はWEBを利用したウェビナーとします。みなさまの積極的なご参加をお願いいたします。
概要
第一部:学術情報XML作成ツールの現状
1.J-STAGEツールについて JST 久保田 壮一
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ツール概説と、使用されている学会様の意見などをお聞きします
- 2.InDesignからのXML メディア木龍 木龍 美代子
3.oXygenによる作成技法 中西印刷 山本 剛
第二部:パネルディスカッションと質疑応答
1.それぞれのツールについて、登壇者間でディスカッション
2.会場からの質疑応答
開催概要
日時:2021年4月26日(月) 14:00-(13:45セッション開始)
定員:100名 ご希望の多い場合はシステムを拡大します
料金:無料
主催:学術情報XML推進協議会(XSPA)
ウェビナー受講方法: 下記より申し込みいただけましたら、ウエビナー参加用のURLとパスワードをお知らせします。
お申し込みURL: https://pro.form-mailer.jp/fms/4f5b49ff221091
※申し込みは2021年4月23日(金)午後5時で締め切りいたします。